デビュー前から海外に。“K-POP韓流で勝負”するアイドルたち

K-POP旋風がアイドル歌手の活動様式を変えつつあります。新人時代から韓国国内よりも海外活動に集中せるアイドルが増えているというのです。正式デビュー後にまず海外で活動を始めた後で韓国国内の市場に進入するケースも増えました。日本、中国、東南アジアはもちろん北米と南米、ヨーロッパ、UAEまで活動領域も拡大しています。これは、韓国国内で固めた人気を基盤に海外での活動を模索する、既存の流れとは別の現状です。

アメリカで人気があるK.A.R.D

韓国では珍しい男女混合グループのK.A.R.Dは、韓国国内ではまだ見慣れない新鋭ですが、海外ではれっきとしたスターのもてなしを受けています。デビュー前に動画サイトYouTubeユに投稿されたミュージックビデオが海外の消費者から人気を集め、韓国国内のファンと会う前から海外進出に力を入れたのです。K.A.R.Dは2017年7月の正式デビューを控えて5月に北米と南米の4ヶ国11都市を回って公演しました。デビュー時に公開したプロジェクト曲「Hola Hola」は、アメリカビルボードのワールドデジタルソングチャートで3位にランクインして人目を引きました。

K.A.R.Dは9月からヨーロッパと米州地域9ヶ国13都市でファンとコミュニケーションを図ります。最近行なわれたインタビューでK.A.R.Dは、“海外のファンは韓国で私たちの認知度が低いのを残念がっていて、むしろ‘韓国に行ってちょっと活動してきなさい’と言われます。まだ新鋭ですが海外で先に探してくれたので、感謝するのみです。”と明らかにしました。

日本で先にデビューしたNTB

デビューを最初から海外でするグループもますます増えています。男性グループNTBは2016年日本で先にデビューをしました。日本で活動してきた2年を土台に、5月に韓国国内でデビューをして活動を続けて行っています。

2015年にデビューした男性グループSNUPERは日本、イギリス、ベトナム、ロシアなどで活動して韓国国内よりも海外のファンになじみが深いとされています。最近インドのニューデリーで開かれた‘2018年インドK-POPコンテスト’の審査委員として出席し、インドでも活動の舞台を広げています。

良い点、悪い点

歌手がデビュー戦から海外に目を向ける理由は市場サイズです。韓国のポピュラー音楽の市場規模は世界10位圏と市場拡張には限界があります。アイドル歌手があふれているため、デビューまでにかかった投資額を回収するためには、海外市場に投入する必要があります。新人歌手を育成する芸能企画会社の関係者は、“最近韓国国内の音楽放送プログラムでは、出演しなければならない歌手が多いので、歌手に3週以上は出演ができなくしている。歌手はあふれているが、世間に披露する機会が少ないからK-POPの需要がある海外で機会を探すようになる”と言いました。

K-POP自体が好きな固定消費者が多く、新人歌手の進入が容易な点も要因として挙げることができます。 大きな芸能会社の出身アイドル歌手にファンが集中する韓国国内の市場と違い、海外は芸能会社に対する認識自体も低く、中小芸能会社所属のアイドル歌手にも機会が開かれています。YouTubeなど多様なオンラインプラットホームを通じて歌を知らせた後、海外公演社から招待を受ける場合が増えている点も長所として数えられます。海外でネットワークを構築したり、緻密な進出戦略を立てなくても良質のコンテンツだけで勝負をすることができるからです。


Twitterより

しかし、影もあります。韓国国内で歌でこれといった成果を成し遂げられなかった新人歌手が、韓国国内での活動内容を膨らませて、海外進出を模索したりします。ある歌謡界関係者は、“音楽放送番組に一週間出演した内容を膨らませて、海外プロモーターにアピールする。100人程度集まった小さな公演を海外で開催して、韓国国内では韓流アイドル歌手と過剰のマーケティングをする場合もたくさんある」と伝えました。

新人歌手の海外活動が、韓国国内の人気に直結されない点も限界があります。韓国国内の活動に集中することができないため、ファンダムを形成することができず、結局短く活動した後に退場する悪循環に陥ることが考えられ、今後どうなっていくのか注目されています。

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HAPPY

フリーライター / 広告代理店企画営業職を経て、フリーライターへ。 日本と韓国を頻繁に行き来しています。

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