7月11日から音源サイトが深夜時間帯のチャート運営廃止に→買いだめ防止のため

韓国のアーティストにとって、“音源チャート”は非常に重要な割合を占めます。戦いは音源公開直後からスタート。音源チャートは各種音楽番組の1位獲得に大きな役割を担うのです。それは、各種授賞式でも同様です。

深夜時間のリアルタイムチャート運営廃止

そんな“音源チャート”ですが、7月9日に関連する大きなニュースが報道されました。韓国国内の主要音楽サイトが、“深夜時間”のリアルタイムチャートを運営しないことが発表されたのです。


HPより

7月9日、韓国国内の主要6個の音源サービス事業者(Naverミュージック、Bugs!、Melon、soribada、Mnet.com、genie)で構成された〈GAONチャート政策委員会〉は、“最近の音源買いだめ議論によって再びあらわになったリアルタイム音楽チャートの問題点に対する改善策を論議して、これを土台に新しいリアルタイムチャートの運営方案を来る7月11日から適用することにした”と明らかにしました。

〈GAONチャート政策委員会〉とは、ポピュラー音楽チャートの合理的政策模索のために主要オンラインの音源サービス事業者(デジタル部門)と、アルバム製作&流通社(オフライン部門)で構成されていて、最近は‘音源チャートのおすすめ制度廃止’や‘夜の12時以降の発売廃止’など、音源サービスの慢性的な問題点に対して関連事業者との協議を通じて改善しています。

4月に起こったNiloの買いだめ疑惑

買いだめ議論は2018年4月、歌手のNiloが夜明けのチャートでEXO−CBXやWanna One、 TWICEなど、音源上位常連組といえるアイドルグループたちをおさえ、1位を獲得したことで一躍話題となりました。Niloは2017年10月31日に発表した「Pass by」で4月12日の夜明け1時から4時まで主要音源会社と言われているMelonのリアルタイムチャートで1位にランクインしました。厚いファン層を抱えるグループたちを追い抜いてリアルタイムで1位を獲得したことで、一時買いだめではないかという疑惑が提起され、Niloの所属事務所は“音源チャートの成績のために、買いだめなど不正な行為は一切していない。SNSを活用したバイラル・マーケティングに長けているので、持っているノウハウを全て活用してチャートを攻略しただけだ。”と公式に声明を発表しました。Niloは以前“チャート逆走”に成功した歌手チャン・ドクチョルと同じ事務所に所属しているため、韓国の一部ネットユーザーたちは、“今回も同じパターンで不正行使を行ったのでは?”と問題を提起したりしました。音源会社のMelon側は“怪しい接近は発見されなかった”として、その後IDの盗用に対する追加の詮索は行われなかったのです。

〈GAONチャート政策委員会〉は、“今回のリアルタイムチャート運営政策の変更の目的は、音源消費量が急激に減る深夜の時間帯を狙った音源の買いだめに対する試みを遮断することにある。リアルタイム音源チャートの真の目的である‘迅速な音源情報の提供’という内容は残しつつ納得できるように改善した。”と話しました。

改善によりリアルタイムチャートは夜明け1時から午前7時までチャートを運営しないいわゆる‘chart freezing’を適用する予定となりました。買いだめの試みが発生する夜明けの時間帯のチャート集計を除くことで、構造的に音源の買いだめを防止するという目的です。

これに対してGAONチャートを運営している韓国音楽コンテンツ協会の事務局長は、“今回の政策改善を通じて、チャート産業内の信頼度向上に期待している。”と明らかにしました。

適用は7月11日からとのこと。今回の決定によりランキングに変化はあるのか。大きな注目を集めています。

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笠見 りり

フリーライター / 広告代理店企画営業職を経て、フリーライターへ。 日本と韓国を頻繁に行き来しています。

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