Red VelvetアイリーンからWanna Oneカン・ダニエルまで、出版界を潤すアイドルセラー現象とは?

アイドルセラーとはアイドルのパワーでベストセラーに上がった本を指す言葉です。(主に詩、小説、散文が対象)このアイドルセラーによって、沈んだ出版界に良い風が吹き始めていると話題になっています。好きなアイドルが読んでいる本は、自分も読んでみたいと思いますよね。いったいどんなアイドルがアイドルセラーを巻き起こしたのでしょうか。

代表的なアイドルセラー6冊

Red Velvet アイリーン

小説「82年生まれのキム・ジヨン」

アイリーンは3月18日に「レベルアッププロジェクトシーズン2」の再生回数1000万回を記念したファンミーティングに出席。その席で近況を聞かれた際、“最近は休暇中だったので、本をたくさん読んだ。「82年生まれのキム・ジヨン」を読んだ。”と紹介して注目を受けました。そこに“アイリーンがフェミニスト小説を読んでフェミニストを宣言した”と主張する男性ファンがサイバー上に怒りを表したことで世間の関心が増幅。4月だけで6万部を超える売れ行きで販売順位1位まで上昇。一連の全ての状況が本を更なるヒットへと導いたと言われています。

Wanna One カン・ダニエル

モバイルアプリケーション「시요일」

カン・ダニエルが3月18日に行ったファンとのライブ放送の中で、モバイルアプリケーション「시요일」をメンバーのキム・ジェファンに紹介。“「시요일」を使って詩を読んで歌詞を書くようにしている。”と話しました。その直後、夜明けの1〜2時頃に「시요일」への接続が増加。結果的に4時間にわたり回線が麻痺する事態となりました。3月18日〜19日の2日間でアプリのダウンロード数は1万5000件に達したとのことです。さすが、出演広告、使用アイテムなど全てを完売させるWanna Oneですね。

EXO セフン

エッセイ「泣いたからって変わることなんて何もないだろうけれど」

2018年1月、EXOのセフンが自身のインスタグラムに、[人に憎まれて、時間に許された]というエッセイの一部分を投稿。該当の句が詩人パク・チュンの初のエッセイ「泣いたからって変わることなんて何もないだろうけれど」の一部と明かされた途端、一時間で4000部を売り上げました。写真を見ただけで何の本か当ててしまうファンの洞察力にも驚かされますね。

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BTS (防弾少年団)

短編集「風の十二方位 」

BTS (防弾少年団)が2017年2月に発売したアルバム「YOU NEVER WALK ALONE」のタイトル曲「春の日」のミュージックビデオに登場して話題を集めたのは、アーシュラ・K・ル・グィンの著書「風の十二方位」。ミュージックビデオ公開後にファンのアクセスが殺到し、4年前の出版本にも関わらず約1万5000部を売り上げて話題となりました。

IU & パク・ボゴム

小説「人間失格」
エッセイ「書くことについてのことば」

JTBCの人気バラエティー番組「ヒョリの民泊」内で、それぞれ休憩中に読書をする姿が公開されました。IUは小説「人間失格」を、パク・ボゴムはエッセイの「書くことについてのことば」を熟読。放送直後からオンライン上で注目が集まりました。

もしかして出版社が協賛しているの?・・・答えはNO!

これだけアイドルが本を紹介しているとなると、もしかしたら出版社が協賛しているのでは、、、と疑ってしまいそうですが、そんなことはないようです。理由は高額な協賛費。数千万ウォンと言われているアイドルへの協賛費は、不況を経験している出版業界では手を出しにくいというのが現状のようです。しかし、スターが紹介をすることで売り上げ増大が期待されることから、所属事務所に本を送る出版社も増えているそう。これは、アイドルが読んで感想を表現し、そこからファンに広報されるように願う心からだといいます。

アイドルセラー現象のメリット・デメリット

久しぶりに吹いてきた良い風に出版界は鼓舞された雰囲気だといいます。出版社関係者が、“アイドルを通じて文学に関心を持つ若い人達が多くなり、本の販売も増えて肯定的な現象と思われる。”と語る一方で、“自分に合った本を選ぶことができる眼目を取り揃えるのが正しい読書人の姿勢であり、アイドルをやみくもに真似てだけいては、長続きすることができない。“といった否定的な意見もあるようです。アイドルセラーが文学の社会的な関心を拡げ、売り上げの増大効果を導くのは明らかです。今後アイドルセラー現象を通じて10代・20代まで文学への関心が浸透していくのではないでしょうか。

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HAPPY

フリーライター / 広告代理店企画営業職を経て、フリーライターへ。 日本と韓国を頻繁に行き来しています。

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