【L-enの韓国エンタメ分析】K-POP3大事務所の男性アイドルの比較(JYP:2PMとGOT7編)

前回の記事に引き続き、韓国の3大芸能事務所と呼ばれるSM、JYP、YGエンターテインメントの各先輩後輩グループを比較します。今回はJYPエンターテインメントの2PMとGOT7に焦点を当てます。

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デビューコンセプトの共通点

JYPの2PMとGOT7、実はデビューコンセプトと歌のスタイルだけを比べた際、2グループにはほとんど差がありません。2PMのデビュー曲『10点満点で10点(10 out of 10)』と GOT7のデビュー曲『Girls Girls Girls』はとても似たようなJYPスタイルのダンス曲です。


7人というメンバー(現在の2PMは6人)も、スタイリング、振り付けの感じも似ています。2PMがアクロバティックを中心としたB-Boy系のダンスを見せてくれますが、GOT7はB-Boyから一歩進んでマーシャルアーツを組み合わせたダンスを見せてくれます。両チームとも男性アイドルが苦手なアクロバティックなダンスを行うという点で共通点があります。

外国人メンバー

そして両方のグループにタイ人メンバーが在籍しています。2PMのニックン、GOT7のベムベム。2人ともタイで人気が物凄く高いです。SMが中国をメインターゲットとする一方、JYPは東南アジアを主なターゲットとしているようです。GOT7は、この他にも香港出身のジャクソン、台湾系アメリカ人であるマークが在籍しています。

グループのコンセプトの違い

2つのグループの違いは、2PMが男性美を強調し、GOT7は男性美と少年美を同時にアピールするというコンセプトです。

■男性美、筋肉を強調したコンセプトの2PM

2PMはデビュー前から筋肉トレーニングに集中しており、男性美というイメージに集中したグループです。そのため上着を脱ぐパフォーマンスも多く、メンバー全員が筋肉質の体つきで『野獣ドル』というキャッチフレーズも得ています。当時、このようなイメージの歌手がなく、2PMは2PMだけのポジションを構築することができ、それに見合った人気を得ることもできました。


■『清涼ドル』のGOT7

GOT7はこれに対して少年らしい姿も見せてくれます。 強いイメージのアルバムと清涼な少年のイメージのアルバムを交互に発売することで、様々な魅力を見せてくれます。『清涼ドル』が人気を集める最近の傾向にふさわしい戦略と言えます。


曲のイメージに変化も

2PMはある時から強烈なイメージから抜け出し、柔らかい男性美に変化しています。『Promise(I'll be)』も強いイメージのダンス曲しではなく、やわらかく感性的な曲です。メンバーがみんな実力があるだけに2PMのボーカルが引き立つ曲をメインに持ってきているようです。

GOT7の『Hard Carry』は逆にエレクトロニックビートが引き立つダンス曲です。以前までの少年のような姿は捨て、反抗的な姿でカル群舞(刃物のようにキレッキレのダンス)を披露しています。


このように、この2つのグループは、同じようなコンセプトでデビューをしましたが、徐々に異なるコンセプトを歩み、異なる魅力を見せています。

次回はYGエンターテインメントのBIGBANGとWINNER/iKONの比較です!

この記事を書いた人:L-en(エレン)

元CUBEエンターテインメント所属。K-POPなど韓国のエンターテイントビジネスとSNSの関係などにの関係について大学で論文を掲載。IT企業で新規事業のプロデューサー、プロジェクトマネージャーなどの肩書きも持ち、現在東京・新大久保でバーも経営中。

・Twitter:@Star_L_eN
・L-enさんのお店:K-style Cafe&Bar LeN(東京都新宿区大久保1-7-21,2F)