【L-enの韓国エンタメ分析】K-POP-3大事務所の男性先輩後輩グループの比較(SM:SUPER JUNIORとEXO編)

K-POPアイドル市場はますます大きくなり、より多くのアイドルが出てきている状況です。特に韓国の3大芸能事務所と呼ばれるSM、JYP、YGはK-POPアイドル市場の基盤を作り上げ、現在いわゆる『弟・妹グループ』と呼ばれるアイドルグループを世に出しています。先輩グループの華やかな成功を基に作り上げられた『弟・妹グループ』達。現在デビューしているアイドルグループは『4世代のアイドル』と呼ばれていますが、彼らの先輩グループに当たる2〜3世代のアイドル達とどのようなところが似て違うかを分析しました。

SUPER JUNIORとEXOの比較

一番最初に第1世代のアイドルを育てたSMを見てみましょう。SMはHOT、神話を育てた元祖アイドル企画会社です。これらの成功に基づいて、アイドル市場の可能性を確認したSMは、積極的にアイドル養成に乗り出すことになりました。東方神起 - SUPER JUNIOR - SHINee - EXO-NCT までもう5つのボーイズグループが存在します。その中でも最も似ていると思われるSUPER JUNIORとEXOを比較してみました。

人数の共通点

まず最も似ている点は、まさに人数です。SUPER JUNIORはデビュー当時12人で後にキュヒョンを迎え入れて13人になりました。その後ハンギョン、キボムの脱退で、現在のメンバー数は11人です。 しかし現在はメンバーの年齢が高めで、兵役へ交互に行くため、11人でのパフォーマンスを見ることは容易ではない状況です。

EXOも12人でデビューをしました。今は3人の脱退をして9人になっています。デビュー時のイメージも似ています。

音楽性の共通点

SMの音楽プロデューサーのユ・ヨンジンの社会批判的な曲を世の中に出した彼ら。SUPER JUNIORは『Don't Don』という曲で、EXOは『MAMA』という曲で、社会に疑問を持ち、社会への批判を含む曲です。現在のアイドル達の愛の歌とは明確に違うコンセプトの曲です。


中国進出

そして両方のグループは中国を狙って企画されました。SUPER JUNIORはアイドル初のハンギョンという中国人メンバーが在籍し、中国に積極的に進出していきました。SUPER JUNIOR-Mも同じ派生ですが、既存のメンバー6人とヘンリー、チョウミを追加し、中国で活動するユニットをSUPER JUNIOR-Mとして専門に作りました。

EXOはこのようにSUPER JUNIOR-Mによって中国への可能性を把握したSMが最初から中国を狙って作ったグループだと言えます。本来EXOはEXO-Kという韓国の活動をベースにしたユニットと、EXO-Mという中国の活動をベースにしたユニットによりEXOというグループになります。そのため同じ曲でもEXO-Mは中国では中国語で曲を披露しました。

EXO-Mは、中国人メンバーが4人もいたので、中国のファンの立場では、中国本土のグループと違いがなく、歌も中国語で歌うため、これまでの韓国アイドルグループよりも多くの人気を集めることができました。しかし残念ながら、現在中国人メンバー3人が離脱した状況で、EXOの中国人メンバーはレイだけとなりました。そのためこれ以上のユニットでの活動は見られないことになります。

しかしこのような状況にもかかわらず、EXOはまだ最高の人気を誇っています。アルバム販売量が不十分最近のアルバム市場でクワッドミリオンセラーを達成しています。2013年リリースの『Growl』の後に続けてトップの座を守っているのを見ると本当に素晴らしいグループであると言えます。

コンセプトは対照的

2つのグループのコンセプト上の違いを挙げてみると、SUPER JUNIORは、世間に身近なコンセプトての一方でEXOは少しの神秘的なイメージを持っています。

■メディアに多く進出するSUPER JUNIOR

SUPER JUNIORの場合、MCも活躍するなど、メディアにとてもたくさん出演するグループです。MC、バライエティ、ドラマ、歌など、それぞれが得意な分野で活躍し、歌手SUPER JUNIORを越えてエンターテイナーの姿を見せています。

・バラエティ番組に出演するSUPER JUNIORメンバー

■メディアへの露出が少ないEXO

一方、EXOは他のSM男性アイドルの先輩達に比べてあまりバラエティ番組に出演しません。SNSも他のグループに比べて活発ではありません。おそらくバライエティやSNSで発生する可能性のある問題を未然に防止しようとするような意図と思われます。チャニョルやベッキョンはSNSを通じてファンとたくさんコミュニケーションする方ですが、スホやカイ、D.O.、チェンなどのSNSをしていないメンバーが多数であり、バライエティも単独で出演するより、メンバー全員で一緒に出てくる場合が多いです。

■EXOがメディアへの露出が少ない理由は?

このようにSUPER JUNIORとEXOで違いがある理由は、デビュー2年目に突然人気を得たことにあります。一般的にアイドルグループは毎年ファン層を少しずつ認知度を上げて形成しますが、EXOの場合2013年リリースの『Growl』で突然トップグループとなりました。そして何よりも度重なるメンバーの脱退や複数の炎上などによりメディアへの頻繁な出演を好まないようです。

SUPER JUNIORとEXO、両グループともアジアでトップの人気を得ているグループですが、人数や曲のスタイルに共通点があるものの、コンセプトの変化により、全く異なる2つの色を作り出すことができます。

次回はJYPエンターテイメントの2PMとGOT7の比較です!

この記事を書いた人:L-en(エレン)

元CUBEエンターテインメント所属。K-POPなど韓国のエンターテイントビジネスとSNSの関係などにの関係について大学で論文を掲載。IT企業で新規事業のプロデューサー、プロジェクトマネージャーなどの肩書きも持ち、現在東京・新大久保でバーも経営中。

・Twitter:@Star_L_eN
・L-enさんのお店:K-style Cafe&Bar LeN(東京都新宿区大久保1-7-21,2F)