平成ヒトケタサブカルの帝王!村崎百郎の魅力

鬼畜系ライター、村崎百郎をご存知でしょうか。今でこそサブカル界で一般的に使われるようになった「電波系」という言葉も実は彼が広めたもの。彼が活躍していたのは90年代ではなく、どんよりと暗い感じのする平成ヒトケタ年代。下劣で悪趣味で不謹慎な本来のサブカルチャーは村崎百郎から始まったと言っても過言ではないでしょう。

鬼畜系ライターとは?

村崎百郎が書いていた世界はサブカルに無縁な人は具合の悪くなるものかも知れません。ゴミ漁りのノウハウや電波系らしい混沌とした文章。唐沢俊一との時評『社会派くんがゆく!』での独断と偏見に満ちた不謹慎な社会評論。書いている内容こそ読んでいて楽しくなるものではありませんが、独特の発想力と抜群の文章力で今なお、サブカル界で人気を博しています。

シベリア生まれ?中卒?本当はエリートでした

著者近影はすべて右目の部分だけに穴が開いた紫色の頭巾のようなものを被っていた村崎百郎。プロフィールでも基本的には「1961年 シベリア生まれ。最終学歴は中卒」としており、その素顔は不明なままでした。しかし死後、明治大卒の出版社社員だったことが判明し、異様にセンスのある文章力に誰もが納得しました。

残念な最期

そんな村崎百郎は2010年7月23日に突然この世を去ってしまいます。元ファンの男性により殺害されたのです。加害者は「彼の本にだまされた」と語っていましたが、真相は明らかにはなっていません。村崎百郎自身、「電波」を自称していたものの実生活ではかなりまともな人であったとされており、ファンの間では「電波の振りをしていたらホンモノを呼び寄せてしまった」とも言われています。

非常に残念な突然の死。村崎百郎に語ってもらいたい事件や出来事は、増え続けるばかりだと言うのに――。

オススメ著書


・『鬼畜のススメ 世の中を下品のどん底に叩き堕とせ!! みんなで楽しいゴミ漁り』
・『社会派くんがゆく!』シリーズ

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sherbets

sherbets

1991年生まれ。フリーライター。カルチャー誌『アヴァンギャルドでいこう』編集協力の他、ネットライティング、小説、評論等を執筆。