ファッション誌『KERA』が休刊に。『KERA』が育んできた文化とは?

月刊誌『KERA(ケラ!)』が4月15日発売の6月号をもって紙媒体での発行を中止することを発表しました。

『KERA』の創刊は1998年。当初は隔月での刊行でしたが、翌年4月号より月刊化されました。実に19年もの間『KERA』が扱ってきたのは、個性派原宿系ファッションです。では『KERA』が育んできたファッション文化には一体どのようなものがあるのでしょうか。

青文字系

『KERA』と言えば「青文字系ファッション」。女子大生やOLなどが好むいわゆる“モテ系”のファッションを表す「赤文字系ファッション」の対比としてつくられたファッションジャンルです。異性受けよりも自己満足を目的としたファッションで、量産系のファッションではなく、その人独自のセンスが試されるものでしたが、『KERA』は10代~20代女子たちの先頭に立って、青文字系ファッションを育んできました。

原宿系

『KERA』の売りのひとつは、原宿ファッション。独創的で特徴のある色使いのファッションです。また、原宿系の代表格でもあるきゃりーぱみゅぱみゅが歌手デビュー前に読者モデルを努めていたのも『KERA』。『KERA』はまさに原宿系そのものを創り上げ、発信する雑誌でした。

ロリータ系・ビジュアル系

『KERA』の購買対象はバンギャルです。『KERA』にはビジュアル系バンドのファンが好むようなファッション誌でもありました。『KERA』に在籍するモデルの多くもビジュアル系ファッションが似合うモデルたちです。初心者にはなかなか手が出しにくいロリータ系・ビジュアル系のファッションの着こなし方を教えてきたのが『KERA』だったのです。

『KERA』の休刊は残念ですが、これからはデジタルマガジンへ移行するとのこと。『KERA』はまだまだ個性派ファッションを牽引する存在であり続けてくれるようです。

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sherbets

sherbets

1991年生まれ。フリーライター。カルチャー誌『アヴァンギャルドでいこう』編集協力の他、ネットライティング、小説、評論等を執筆。